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旭屋本舗
ようこそいらっしゃいませ。 腐向けサイトですご理解のある方のみどうぞ。 始めての方はカテゴリー【What】をお読みください。
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朝からリタ達研究者達が使っている研究室に人だかりができていた。
ギルドメンバーより目覚めが遅かったルークは一番後で何事かと思いながら中の様子を眺めていたが、
中の様子が見えなかったので諦めて食堂へ行こうとした。
しかし、部屋の中央から聞こえる声でしぶしぶ中へと行くことになってしまった。
「お、おいリタ…冗談はやめろって…」
「冗談じゃないわよ。いいから大人しく実験台になりなさい!!!」
「断る。」
そう…声の主はリタと恋人であるユーリだ。
恋人が困っているところを見過ごすわけにはいかず
メンバー達の間をくぐりぬけて研究室へと入って行った。





過去×実験×三十路





「ってか、何で俺を実験台に選ぶんだ!!」
「アンタなら何処へ飛んでもしぶとく生きてそうだからよ!!」
「変な所へ飛ばす気満々じゃねぇか!!」
「実験に犠牲はつきものよ…大人しくしなさい!!」
「誰が大人しくするk…「おーい…ユーリ何してるんだ?」
リタとユーリの争いに入ってきたのは
メンバーの間をやっとの思いですり抜けてきたルークだ。
ユーリは助かったと言わんばかりにルークの傍へと駆け寄った…
こんなユーリの姿見たくても見れるものではない。
「あ、ちょっと逃げるな!!」
リタがユーリを捕まえようとするがルークの後に逃げてしまって捕まえることができない。
けど諦めがつかないリタはルークを挟んでユーリを捕まえようと追いかけるが
ユーリはルークを盾にリタと攻防を続ける。
訳が分からず巻き込まれたルークは可哀そうに思える…。
「お前らの喧嘩に人を巻き込むな!!
それより何の実験だよ…飛ばすとか飛ばさないとか…飛行実験?」
「そんな良いものじゃねぇよ…」
「これよ。コレ」
リタが取りだしたのはシンプルなバズーカー。
そこらの武器屋を探せばありそうなくらいシンプルだ。
いや、バズーカーが武器屋にふつうに置いてあるのも如何なものだが…
「何これ?サーカスでもするのか?」
「ふふふふ…聞いて驚きなさい。これは未来に行ける機械…
その名も「10年バズーカー」よ!!!」
どこかの青狸が道具を取りだした時に流れる効果音がどこからともなく鳴り響く。
よく見ればリタの後には何か機械が置いてある…多分そこから流れたのだろう。
「へー…未来…?ってことは未来の自分が見れるわけか?」
「それは無理ね。これは未来の自分と今の自分を強制的に入れ替えるから
未来の自分は見れないの。まぁもっとも未来の他の人とかは見れるけどね」
「なーんだ…つまんねぇの…でもすげぇの発明したんだな」
リタは頭がいい。
ルークの頭では思いつかないことをそのひらめきで作り上げてしまうから
少し尊敬する部分はある…ルークは素直にリタの発明に感動していたが
ルークの後に居たユーリが口をはさんできた。
「確かにすごい発明だが…動物実験とかとび越えていきなり人で実験するな!!」
「だって動物相手なら感想聞けないじゃない」
「そ、それは嫌だな…失敗したら…「失敗なんてするわけないじゃない!!!」
その自信はどこから来るんだ…とその場に居たメンバー全員が思った。
「でも、まぁ…念の為…火山だろうが森だろうが…何処に行っても生きていそうな
丈夫な人間を探してたら…ユーリが目の前に居たから実験台にしてあげようと…」
「誰も頼んでねぇよ」
確かにそうだ…
朝いきなり出会って「実験台になりなさい!!!」などと言われればルークですら嫌だ。
むしろ喜ぶ人間の方が少ない。
「あー…もう!!めんどくさいわね!!!ユーリ覚悟!!!」
ユーリの許可を貰ってから実験をしようとしていたらしいが…
我慢しきれずにユーリに向かってバズーカーの口を向けた。
「誰が覚悟するか!!」
流石にルークの後に居るとルークまで巻きこむ形になるのであわててルークから反対方向へと離れた。
「五月蠅い!!!覚悟!!!」
リタはバズーカーのスイッチを押すとバズーカーの発射口から何かが飛びだした。
「うわああああああああああああああ!!!!!!」
ユーリは反射的に防御の姿勢を取ったがいつまでたってもバズーカーから発射されたモノは当たらない。
おそるおそるリタを見てみるとユーリに向けられていた発射口とは反対の方から
何やら煙が出ている…恐らくそちらの方から弾が出たのだろう。
叫び主はきっとユーリと反対に居た人物…それは…
「る、ルーク!!!???大丈夫か!?」
「あー…慌ててたから発射口反対だったわ」
ルークの姿は煙でよく見えない…だが時間が経つにつれて煙が薄くなっていき人影を確認することができた。
ユーリは息をのんでその人影の傍へと近寄って行った。






「ん…んんっ…?」
目を開けると見慣れない天井。
まだ重い身体を起こして周りをみると見慣れない小屋の一室だった。
窓から見える風景も森の中に小屋があるとしか分からない。
ルークは自分の最後の記憶を必死になって巻き戻してみると、
最後の風景はリタの後姿。
何故かリタが持っていたバズーカーからルークの方へ弾が飛んで来て…
避ける暇もなく当たってしまった。
リタの説明によると10年バズーカーに当たったのならここは…
「10年後の世界…?え?何で10年後の俺が小屋に…?バンエルティア号は…?」
寝かされていたベッドを見るとダブルベッド。
二人で寝て丁度良いくらいの大きさのベッドで、結構上等なベッドだと質感でわかる。
ルークはもっと情報が知りたいと思いベッドから出ようとしたが、
その時ルークの居た部屋の扉が静かに開いた。
咄嗟に近くに置いてあった自分の剣を取り身構えたが、
入ってきた見覚えのある姿に警戒心は溶けていった。
「お、目が覚めたか…身体の方は大丈夫か?」
「え?あ…もしかして…ユーリ?」
「あぁ…そうだ。ようこそ10年後の世界へ…17歳のルーク…」
静かに笑う10年後のユーリはルークの知っているユーリとは少し違っている。
身長などはさほど変ってないが…雰囲気が大人の空気を漂わせる…
21歳にしては大人であるユーリだったが渋みが若干でている感じだ。
「え?何で俺のこと…?」
「おいおい…ここは未来だぞ?過去のことなんて知ってる。まぁ今日だったとは思わなかったけどな」
ユーリは部屋にあった椅子に座ると持ってきた物を机に置いた。
そこからは良い香りがする…食欲をそそられるがルークは聞きたいことがあったので
食欲を無理に押さえつけた。
「ユーリ…なんで10年後の俺はこんな小屋に居るんだ?ギルドは…?」
その質問にユーリは若干嫌な顔をしたが、
ゆっくりと口を動かしてルークの質問に答え始めた。
「未来のことなんて聞くなよ…お前がこんなみすぼらしい小屋にいる理由…
それはな…俺がお前を誘拐したんだよ…」
「え?」
ルークは固まってしまった。
ユーリは確かに誘拐経験はある…エステルの誘拐は無実だったとしても何故か納得してしまう。
しかし、ルークとユーリは恋人同士だ…誘拐などする必要はないはずだ。
ルークがその質問をしようとする前にユーリが答え始めた。
「付き合い始めたころは身分の違いなんて問題はなかった…
けど、この10年の間に変ったんだよ…やっぱり身分の差は埋めれなかった…
だから俺はお前を誘拐した…ずっとそばに置いておきたかったからな…それだけだ。」
「う、うそだろ…?」
「……………。」
「嘘だって言ってくれよ!!!」
「…………嘘だ。」
「別にユーリが俺を誘拐なんてしなくても俺は…!!!!………え?」
ルークが真剣になってユーリに訴えていると、何故かユーリが静かに笑いだした。
笑い方も自分の知っているユーリと似ているが少し違う…
「はははははっ…!!!!お前ほんと変らないなぁ…こんなウソに引っ掛かるなんてっ…」
「え?あ…へ?う、うそ…?」
ユーリの言葉に開いた口がふさがらない。
本気で信じて泣きそうになっていた自分に恥ずかしさがこみ上げてきた。
「誘拐なんて嘘だ。身分の違いも…まぁ無理矢理抑えつけてる。
お前と俺がここにいるのは単なる旅行だ…旅行。
最近ギルドの仕事が忙しくてゆっくりできなかったからな」
「じゃぁ…俺まだギルドに…」
「二人とも健在だ…むしろメンバーの中でも加入歴トップクラスだ」
その言葉でいろいろな不安が少し解消された。
10年経っても二人の関係は変らない…それが一番嬉しかった。
旅行という言葉を強く強調させるところが少し気になったがそのことは聞かなかった。
少し落ち着けたせいか急にルークのお腹の虫が騒ぎ始めた。
そのを聞いたユーリはまた笑いだし、ルークは顔を真っ赤にさせた。
「ははははははっ!!!!お前…マジで可愛いな…素直すぎる」
「う、五月蠅い!!!朝から何も食べてなかったんだからしょうがないだろ!!!」
「へいへい。そういうことにしてやるよ…ほら、これでも食え。」
ルークの前に差し出されたのは少し小さめのホットケーキ。
1枚は小さめだがそれが何枚も焼いてあり、甘い匂いが食欲をそそる。
「うわぁ…うまそう…」
「約束してたからな…食っていいぞ」
「え?約束…?」
「こっちの話だ。ほら、さっさと食え」
別の小皿にユーリ特性の生クリームなどが添えられた皿も一緒に渡され
ベッドの上ということに少し戸惑いが出たが、食欲に負けルークはホットケーキを食べ始めた。
「うまい…すっげー美味しい…」
「お前の分だ。全部食っていいぞ」
「やっりー!!!」
ルークは嬉しそうにホットケーキを食べる。
そんな姿をユーリは優しい表情で見つめる…そんなユーリと目が合い
ふと、気がついたことを口にした。
「そういえば…ユーリって今31s…「くだらねぇこと言ってたら取り上げるぞ」
ニコリと笑う笑顔が怖い。
年齢を重ねた分今のルークには恐怖にしか思えなかった。
慌てて大人しくホットケーキを食べていると手に生クリームがついてしまった。
「あ…やべ…」
手についた生クリームを舌でなめとっていると、ユーリが何故かルークの傍へと近づいてきた。
そして食べていたホットケーキを取り上げて机に置き、ルークの肩を掴みベッドへと押し倒した、。
「え?あ…ユーリ…?」
「悪い…幼いお前見てたら…ムラムラしてきた…別に相手は俺だし…浮気じゃねぇだろ?」
そう言いながらユーリはいつの間にかルークのベルトを取り外していた。
そしてルークの首筋を舐めると、ルークの身体には電撃が走り去った。
「はぇ!?ゆ、ユーリやめっ…!!!!浮気云々じゃなくて俺まだっ…!!!」
「ん?まだそこまでしてなかったのか…?じゃぁますます俺が手取り足とり腰取り調教しねぇとな…」
目の前にあったユーリの顔がどんどんとルークへと近づいてきた。
キスは何度もしている…けどユーリだけど自分の知っているユーリではない…
いろいろな感情が混ざってしまい言い返せないルークをいいことに
ユーリとの距離はどんどん近付いていく…
あと少し…あと数mm…というところでいきなりルークの身体から煙が出始めた。
「え?」
ルークが声を上げた瞬間…目の前は煙に囲まれ景色がガラリと変った。
「…ルーク…?」
「へ?あ…ユーリ?」
新しく視界に入ってきた世界は自分が見慣れた世界…
バンエルティア号の食堂だった…
「え?あ…俺戻ってきたんだ…助かったぁ~…」
ヘナヘナとその場で力を抜いたルークだったが、椅子に座っていたユーリが機嫌が悪い声で話しかけてきた
「おい…ルーク…お前その格好…」
ユーリに言われ自分の姿に目をやると外されたベルト…乱れた服…誰がみても
その行為を連想させる格好だった。
「あ、いや…これはそのっ…暑くて…」
慌てて服の乱れを治すがユーリにごまかしなど通用するはずもなく
冷たい視線でルークを睨みつけた。
「誰に襲われた…お前のことだ…また無防備に昼寝でもしてたのか…?」
「いや…その…あの…ユーリに…」
「あ?俺が何だって?」
「え?あ…そのぉ~…「あ、帰ってきたのねお帰り」
ユーリとルークの会話にリタが入ってきた。
リタが来たのでそれ以上問い詰めはしなかったが機嫌が悪い…あとできっと誘導尋問間違いなしだ。
「だいたい1時間ね…推測通り…未来どうだった?」
「え?あー…疲れた…いろいろと…」
「案外移動に体力使うのかしら?そこは改良しないと…」
「いや…そういう意味じゃなくて…」
リタの誤解を解こうとしたが、
机にホットケーキがあるのに気がついた。
「え?何でホットケーキ?」
「こっちに来たお前に作らされたんだよ…」
まだ機嫌が悪いのかユーリはそっぽを向いたままルークの質問に答える。
確かに襲われた相手はユーリだ…浮気ではないはずだが…何故か心が痛んでしまう
自分は悪くはない…はずだ…
「こっちに来た俺どうだった?」
「……………………お前…髪の毛伸ばさないか?」
「やだ、暑いし重いし…手入れがうぜー」
質問の答えになってないユーリの答えだったが、
ルークはまだ残っていた普通サイズのホットケーキを一口食べた。
「あ…うまい…けど、未来で食べた方がもうちょっとうまかったような…」
「あぁっ!?」
少し機嫌が直っていたユーリの目がその言葉でまた機嫌が悪くなった。
ルークはしまったと思いユーリに弁解を述べるが…すでにそれは遅かった。
それから数日間ルークだけ何故か3食ホットケーキが出され苦しむ日々が続いた。


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