旭屋本舗
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今日はとても寒い…
お気に入りのマフラーをタンスから引っ張り出しファブレ家の大きい玄関を抜けて外へと出かけた。
なんとなく何時もと違う道を通ると見知らぬ小さな公園を見つけた。
夕方近かったし、寒いせいもあって子供は誰も遊んでいなかったけど…
公園の中を少し歩いてみたくなった。
ぶらぶらと目的もなく歩いているとどこからか小さな可愛らしい声が聞こえ、
その声は俺を呼んでいる気がした…。
「え?誰が呼んでるんだ…?」
茂みの中を覗いてみるとそこに居たのは小さな子猫二匹。
双子なのだろうか…模様がそっくりだ…猫に双子とかるのか?
その子猫達は寒いのかお互いに身体を寄せ合ってみゃーみゃー鳴いている…
鳴いているはずなのに、俺には泣いているように聞こえた…
あんな声で鳴かれたら…放置していくわけにもいかず…
近くに段ボールの箱があったので中に入れてみたけど…
「隙間だらけでいみねぇ…」
子猫が小さすぎて隙間だらけだ…風よけにはなっているだろうけど…
寒そうな声をまだだしている…
何か温かいものを探したけど…こんな小さい公園だ見つかるはずもなく…
困っていると自分の首に巻いてあるマフラーに気が付いた。
段ボールを横向きにしてその中にマフラーを入れて子猫達を入れてやると
温かいのか嬉しそうな声を出して鳴き始めた。
「ははは…よかったな。ん?」
子猫達に近寄ってきたのは似たような模様をした大きい猫。
母親なのだろうか…子猫達の傍によりぺろぺろと舐め始め一緒に温まりはじめた。
「母上いたんだな…よかったな。」
嬉しそうに子猫達に笑いかけると猫達はお礼をいうように一斉に鳴き始めた。
それが嬉しくて寒いはずなのに…心は温まり…公園から離れた。
「うわっ…さみぃ…マフラーないとやっぱりさみー…」
冷たい風が直接あたる首を守るように小さくなりながら歩いていると
後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。
「ルーク…?ルーク何やってるんだ…」
「あ、ユーリ…」
そこに居たのはコンビニの袋を持ったユーリだった。
ユーリは俺に駆け寄ると俺の姿を頭の先から足先までを一度見てため息をついた…
「お前…今日の気温知ってるか?なんつー寒そうな格好してるんだよ…マフラーは?」
「え?猫にあげた」
「………は?ったく、しょーがねぇなぁ…」
ユーリは呆れた声をあげたが苦笑いをして自分が使っていたマフラーを解き
俺の首に巻いてくれた…マフラーから香る匂いは…ユーリの甘い匂い…
お菓子のように甘くて…温かい匂いだ…
「え?あ…ユーリ…ありがとう…けどお前が寒く…」
「俺はいいんだよ…襟立てたらマシだから…」
ユーリはコートの襟を立てて首にかかる寒さを防ぎ、俺の手を握って歩きだした…。
「ったく…猫より自分の心配しろよな…」
「うぅ…だって…可哀そうだったし…それに今はあったけーよ…ユーリが温めてくれてるみたいで…」
その瞬間ユーリの足が止まり顔を真っ赤にさせながら俺を睨みつけた。
「お前…俺以外にそんなこと言うんじゃねぇぞ…」
「え?あ…うん…努力します…」
本当のことを言っただけなのに…ユーリが怒る理由がわからなかった…
ユーリに身体で感じるユーリの温もりが、抱きしめられてるような感じで…
すっげー幸せな気持ちになる…
「なぁ、ユーリ…このマフラー頂戴…」
「ん?別にいいけど…代わりにお前が俺にマフラーくれよな」
「おう、手編みしてやるぜ」
「何年かかるんだよ…」
俺達は笑いながらしっかりと手を繋ぎ…道をまた歩き始めた。
一人では寒い道も…二人でなら温かいから…
お気に入りのマフラーをタンスから引っ張り出しファブレ家の大きい玄関を抜けて外へと出かけた。
なんとなく何時もと違う道を通ると見知らぬ小さな公園を見つけた。
夕方近かったし、寒いせいもあって子供は誰も遊んでいなかったけど…
公園の中を少し歩いてみたくなった。
ぶらぶらと目的もなく歩いているとどこからか小さな可愛らしい声が聞こえ、
その声は俺を呼んでいる気がした…。
「え?誰が呼んでるんだ…?」
茂みの中を覗いてみるとそこに居たのは小さな子猫二匹。
双子なのだろうか…模様がそっくりだ…猫に双子とかるのか?
その子猫達は寒いのかお互いに身体を寄せ合ってみゃーみゃー鳴いている…
鳴いているはずなのに、俺には泣いているように聞こえた…
あんな声で鳴かれたら…放置していくわけにもいかず…
近くに段ボールの箱があったので中に入れてみたけど…
「隙間だらけでいみねぇ…」
子猫が小さすぎて隙間だらけだ…風よけにはなっているだろうけど…
寒そうな声をまだだしている…
何か温かいものを探したけど…こんな小さい公園だ見つかるはずもなく…
困っていると自分の首に巻いてあるマフラーに気が付いた。
段ボールを横向きにしてその中にマフラーを入れて子猫達を入れてやると
温かいのか嬉しそうな声を出して鳴き始めた。
「ははは…よかったな。ん?」
子猫達に近寄ってきたのは似たような模様をした大きい猫。
母親なのだろうか…子猫達の傍によりぺろぺろと舐め始め一緒に温まりはじめた。
「母上いたんだな…よかったな。」
嬉しそうに子猫達に笑いかけると猫達はお礼をいうように一斉に鳴き始めた。
それが嬉しくて寒いはずなのに…心は温まり…公園から離れた。
「うわっ…さみぃ…マフラーないとやっぱりさみー…」
冷たい風が直接あたる首を守るように小さくなりながら歩いていると
後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。
「ルーク…?ルーク何やってるんだ…」
「あ、ユーリ…」
そこに居たのはコンビニの袋を持ったユーリだった。
ユーリは俺に駆け寄ると俺の姿を頭の先から足先までを一度見てため息をついた…
「お前…今日の気温知ってるか?なんつー寒そうな格好してるんだよ…マフラーは?」
「え?猫にあげた」
「………は?ったく、しょーがねぇなぁ…」
ユーリは呆れた声をあげたが苦笑いをして自分が使っていたマフラーを解き
俺の首に巻いてくれた…マフラーから香る匂いは…ユーリの甘い匂い…
お菓子のように甘くて…温かい匂いだ…
「え?あ…ユーリ…ありがとう…けどお前が寒く…」
「俺はいいんだよ…襟立てたらマシだから…」
ユーリはコートの襟を立てて首にかかる寒さを防ぎ、俺の手を握って歩きだした…。
「ったく…猫より自分の心配しろよな…」
「うぅ…だって…可哀そうだったし…それに今はあったけーよ…ユーリが温めてくれてるみたいで…」
その瞬間ユーリの足が止まり顔を真っ赤にさせながら俺を睨みつけた。
「お前…俺以外にそんなこと言うんじゃねぇぞ…」
「え?あ…うん…努力します…」
本当のことを言っただけなのに…ユーリが怒る理由がわからなかった…
ユーリに身体で感じるユーリの温もりが、抱きしめられてるような感じで…
すっげー幸せな気持ちになる…
「なぁ、ユーリ…このマフラー頂戴…」
「ん?別にいいけど…代わりにお前が俺にマフラーくれよな」
「おう、手編みしてやるぜ」
「何年かかるんだよ…」
俺達は笑いながらしっかりと手を繋ぎ…道をまた歩き始めた。
一人では寒い道も…二人でなら温かいから…
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