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旭屋本舗
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勉強会


一般家庭と比べるととても大きい部屋。
部屋の装飾品はどれも豪華で普通のサラリーマン家庭では到底
買えないほどの良い質の家具がそろっている。
そんな部屋の中でルークとユーリは隣に座り、
何やら真剣な様子で本を見ている。
いや、正確にいえば本を真剣に見つめているのはユーリで
ルークはその真剣な表情のユーリをただじっと見つめている。
その顔は普段柔らかい彼の表情からは想像ができないほど真剣な顔付きだった。
ユーリは本から目を離すとルークの方へと顔をむけた。
その真剣な表情にルークは一度つばを飲み込みユーリから発せられる言葉を待った。
「ど、どうだった…?」
「………4問間違いだ」
ユーリの言葉にルークは激しく肩を落とした。
反対にユーリはにやにやと楽しそうな表情をしはじめる。
「あー…くそ…全問正解の自信があったのになぁ…どこが違ってたんだ?」
「ん?あぁ…ここと…ここ…それから………まぁ、そんなことはどうでもいい…ルーク…」
「な、何だよ…」
さっきとは違う表情でルークの顔を見てくるユーリの姿はどこか凛々しい。
そんなユーリの姿にルークは少し顔を赤く染める…
「約束…守れよ?」
「……1問間違いにつきキス1回だろ?」
「………。」
「わ、分かってる…ほら、早くしろよ…」
ルークは瞳を閉じてキスをねだるように口を出す。
その姿に今からキスをする姿とは思えずユーリは小さく笑ってしまう。
「何笑ってるんだよ!!早くしろって!!!」
「へいへい」
ルークの肩を両手で持つとルークの身体が小さく震えた。
他者からみればまるで羊が狼に食べられてしまうような光景だった。
ユーリはまず頬にキスをした。
そして唇に優しくキスを落とし、次はまた唇にキスを落とすが最後に舌でルークの唇を軽く舐める。
3回目のキスが終わったあとルークは顔を真っ赤にさせて瞳を開いた。
「このっ…エローウェルが…キス一つでエロすぎなんだよ…」
「お褒めにあずかり光栄です…さて後1回だな…」
またルークは瞳を閉じる。
瞳を閉じたことを確認したユーリに何かを企んでいるような表情を見せ、ルークの唇にキスをした。
これで終わりと思っていたルークだったが、これで終わるエローウェルではなかった。
キスの途中でユーリの舌がルークの唇にあたり、無理矢理口を開かせて中へ侵入してきた。
「んっ!!!ゆ、ユーリ!!!おまっ…!!!!」
唇を塞がれ反論しようにも思うように反論ができない。
それをいいことにユーリはルークの口で激しく遊び始めた。
いろいろな角度から遊ばれ、ルークの身体はどんどん熱を増すので、
ユーリの身体を必死になって叩くが、ユーリは決してやめることはない。
満足したのかユーリはやっとルークから離れた。
その顔は満足そうな顔をしている。
「っは…な、何するんだよ…こんなのルール違反だ…」
「約束はキスだろ?このキスはしないって約束はなかったはずだぜ?」
確かに1問間違えたらキスをすると約束をしただけで、
どのようなキスまでなら良いとは決めていなかった。
この話を持ちかけてきたのはユーリだったのできっと最初からそれが目的だったのだろう。
「くそぅ~…!!!ちょっと俺…トイレ行ってくる…」
ルークが座っていた椅子から立ち上がろうとした時、ルークの身体は大きく揺れ後へと倒れてしまった。
ユーリに腕を引っ張られたためだった。
「何でトイレなんていくんだよ…」
「そ、それは…」
さっきのキスで身体が熱くなってしまったからとは言えなかった。
言ったら恥ずかしさのあまり爆発しそうだからだ。
だが、ユーリにはすべてをわかっているらしく楽しそうな表情でルークの顔を見つめる。
「別に何でもいいだろ…いいから離s「ルーク…」
ユーリの腕を振り払おうとしたがユーリの漆黒の瞳に見つめられてしまうと
何も言い返すことができなかった。
そしてユーリは5回目のキスをルークの唇へと落とす。
約束の回数を超えていたが、ルークは何も言わずそのままユーリを受け止めた。

 

 


「…という作戦でいこうと思うんだが…どこか穴はないか?」
「もう、穴だらけで修正のしようがないね」
「むしろそんな相談を俺達にやめてくれないか?」
ここはセイント・ヴェスペリア学園内にある寮の一室。
もうすぐ始める試験の為にユーリ、フレンそしてアスベルがユーリの部屋に集まり勉強会をしていた。
少し休憩をしている時にユーリが相談があると言って言いだしたのがこの話だった。
明日ルークと一緒に勉強をする約束をしたらしくその時の作戦だった。
「ん?完璧だと思うんだが…どこが穴だらけなんだ?」
ユーリは本気でこの作戦で行こうと思っていたらしく真剣な顔でフレンを問い詰める。
「まず、アッシュが二人きりにするわけないだろ?」
「大丈夫だ、あいつは朝から剣道の練習でいない」
すでに下調べをしていたのだろう…わざとアッシュがいない時刻を狙ってルークと約束をした。
だが、あのアッシュのことだからどんな手を使ってでもユーリとルークの邪魔をするに違いない。
「そうそう上手く行くものか?さて…勉強の続きしよう」
アスベルが苦笑いをしながら教科書を開き勉強会の続きを始める。
それに合わせてユーリ、フレンも教科書を開き続きを始めた。
そんな時ルークは明日来る客人の為に鼻歌を歌いながらもくもくと部屋の掃除をしていた…
ドアの向こうから魔王が睨みつけていることもしらずに…。
あと数時間もすれば日付が変わる時刻。
それぞれの明日を胸に夜の闇は濃くなっていった…。
 

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