忍者ブログ
旭屋本舗
ようこそいらっしゃいませ。 腐向けサイトですご理解のある方のみどうぞ。 始めての方はカテゴリー【What】をお読みください。
 12 |  11 |  10 |  9 |  8 |  7 |  6 |  5 |  3 |  2 |  1 |
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



~ユリルク~
とある中庭で少女が一人ティータイムを楽しんでいた。
その少女の髪はピンク色をしており、毛先まで綺麗に揃えられており品の良さが伺える。
そんなティータイムを楽しんでいる少女のそばに一人の青年が近づき声をかけた。
声をかけられた少女は青年の顔を見ると、優しく微笑んだ。
「こんにちわ、ユーリ。何か御用です?」
「あぁ…ちょっとエステルに頼みがあってな。」
ユーリと呼ばれた青年は何かを企んでいるような笑顔をエステルに見せた。
「ふふっ…ユーリ、悪戯はほどほどにしてくださいね。どんな頼みです?」
あまりよろしくない事を考えているのを分かっているにも関わらず
自分の頼みを聞き入れてくれるエステルの心の広さには毎回感動を覚えてしまうユーリだ。
いや、エステル自身が少し楽しみにしているだけなのかもしれないが…
「確か今度の日曜日に、アビス学園高等部の生徒会長とお茶会の予定だったよな?」
「はい。我が学園でお茶会の予定ですが…それが?」
「実はそのお茶会に是非呼んで欲しいやつがいるんだ。」
「?」




車の窓から見えるのは豪華に装飾さえた大きな門。
そしてその左右に何処まででも続くまっ白い壁。
自分が通う学校の広さにも入学当初は驚いてしまったが、
ここの広さは桁が違っていた…むしろ同じ国なのかと聞きたくなるほどだ。
「まぁ、ルークったら。そんな大きな口をあけて、みっともないですわよ」
校門の大きさに感動して口が開きっぱなしになっていたルークを、
幼馴染であるナタリアが優しく注意をする。
ルークは慌てて開いたままの口を閉じると照れた表情でナタリアに話しかけた。
「だって、すっげーでかい校門に驚いちまって…アッシュも来たらよかったのに…」
「仕方ありませんわ。アッシュは招待されてませんもの…」
ナタリアが鞄から取り出したのは二枚の招待状。
一枚はアビス学園高等部生徒会長であるナタリアへ届いたモノ。
そして、もう一枚はルークに届いた招待状だった。
「アッシュがいくら付いて行くと言い張っても、この招待状がなければセイント・ヴェスペリア学園には入れませんわ」
古くからアビス学園とセイント・ヴェスペリア学園は交流は良く、
生徒同士のお茶会なども毎年数多く実施されていた。
そして今日は前々からセイント・ヴェスペリア学園の生徒会長と
アビス学園の生徒会長とのお茶会の約束だったが、何故か急にセイント・ヴェスペリア学園側から
生徒会ではないルークも招待されてしまった。
「何で俺まで招待されたんだろうなぁ…?アッシュは不信感丸出しで行くなって言うし…」
生徒会のメンバーだから一緒に招待されるのならまだわかる。
けど、ルークは生徒会メンバーではない…ましてや向こうの生徒会長とも面識など一切なかった。
ルークに招待状が届いてからずっとアッシュが機嫌を悪くしている。
挙句の果てには何故か行くなと言いだしてしまったからルークも困り果てていたが、
幼馴染であるナタリアがアッシュを説得し、なんとか今日お茶会に出席できるようになった。
出かける際もそれが原因で喧嘩をしてしまった…帰ったら謝ろうと思いながら
セイント・ヴェスペリア学園内の景色を見ていた。
「先日の剣道部の試合のお話を詳しく伺いたいみたいですわ。
 セイント・ヴェスペリア学園の生徒会長であるエステルさんにはルークとアッシュの話は
 何度かしておりましたから」
「ふーん…」
先日の助っ人で駆り出された剣道の試合…
自分の平凡な学生生活が終わってしまった試合でもある。
あいつに出会わなかったら自分は変な通称で呼ばれることはなかったのに…
そう思いながら黒髪の王子の姿を思い浮かべる。
「けど、ルーク。その髪型とてもお似合いですわよ。普段からそうなさったらいかが?」
普段は腰くらいまである髪も特に手を加えず下ろしたままだったが、
今日は招待されているとのことでナタリアに無理やりポニーテールにされてしまった。
「そうか…?俺この髪型好きじゃないなぁ…括るのに慣れてないから痛いし…それに…」
今日出かける前に見送りにきたガイの言葉を思い出した。
ポニーテールにしているのを指摘され、カッコイイなとか言ってくれると思っていた…
が、ガイからでた言葉は全く違っていた。

『その髪型にしてると、どっかのボー○ロイドみたいだな』
『なっ…は、腹切れきさまあああああああああああっ!!!!』

予想外の言葉だった為、怒りにまかせて回し蹴りでガイを壁の中へ埋め込んでしまった。
朝から無駄な体力を使ってしまったと心から思っている。
そうこうしているうちに車が止まった。
どうやら目的地についたようで車を降りると、
校舎の中からピンク色をした髪の少女が笑顔で出迎えた。
「ようこそいらっしゃいました。あなたがルークさんですね?」
「あ、はい…えっと。この度はご、ご招待いただきまして誠にありがとう…ございます。
 おれ…じゃない、私はルーク・フォン・ファブレと申します。ルークとおよびください…」
慣れない丁寧な言葉を使っていると、迎えてくれた少女はにこりと笑った。
「ご丁寧にありがとうございます。私はセイント・ヴェスペリア学園生徒会長をしています
 エステリーゼ・シデス・ヒュラッセインです。みんなからはエステルと呼ばれています
 どうぞ、話しやすい言葉でお話ください。」
「あ、ありがとう…その…えっと…エステル?」
エステルと呼ばれた少女はルークに微笑むと、お茶会の会場まで案内をしてくれた。
ナタリアとエステルはすでに何度か会っているので、お茶会の会場まで二人で何やら会話をしている。
取り残されてしまったルークは校舎の廊下をきょろきょろと見まわし
ある人物を探していたが、その人物はどこにも見つからなかった。
(まぁ、俺が来ること言ってないし…しょうがないか)
案内されたお茶会の会場は中庭が見渡せるテラスのようなところで、自分達以外は誰もいなかった。
用意されていた椅子に座っていると、カラカラと台車の音が聞こえてきて誰かが運んできてくれた。
ここの学園の制服を着ているので、多分生徒会のメンバーの誰かなのだろう…
その青年はルークの目の前に美味しそうなケーキを一つだした…もちろん、一緒に出された紅茶もいい香りがしている。
「うわっ…すっげー美味そうなケーキ…」
「ルーク…お行儀が悪いですわよ」
「だ、だって…」
育ち盛りなルークは紅茶より、お腹にたまるケーキの方に興味がいってしまう。
「うふふ…どうぞ遠慮なく食べてください。他にも種類がありますからね」
「じゃぁ、お言葉に甘えて…頂きます」
一番最初に出されたのはシンプルなショートケーキだったが、
食べてみると普通のショートケーキのはずなのにとても美味しかった。
今まで食べたショートケーキの中で一番美味しい。
「うわっ…このショートケーキめちゃくちゃ美味しい…生クリームもすっげーバランスよく甘くておいしい…」
幸せそうな顔をして食べるルークの姿を見てエステルは少し笑ってしまった。
「ルークに喜んでいただけて作った彼も喜んでいるみたいです。ところでルーク…ユーリとの対戦どうでした?」
「ふぇ?」
いきなりの話題にルークは間抜けた声を出してしまった。
ナタリアに睨まれてしまったが、出てしまったものはしょうがない…はずだ。
「どうって…あいつすっごく強いってのがわかった…アッシュが対戦しても…勝率五分五分じゃないかな?
 俺が勝てたのは本当に奇跡に近いよ…まぁ、勝ってしまったおかげであんな変な通称つけられちゃったけどな…」
「『紅き鎧の姫』です?よく似合っていると思うんですが…ユーリも自分が王子と呼ばれることに不満はある見たいです。」
先ほどケーキと紅茶を運んでくれた青年が少なくなったエステルのカップに新しい紅茶を入れる。
エステルが小さくお礼を言うとルークにまた頬笑みかけた。
「俺は男だから姫じゃねぇのに…まぁ、あいつが王子って呼ばれるのは…俺は似合ってると思うけどな
 カッコイイし…背も高いし…強くて優しいし…女子とかにすっげー人気ありそう…男の俺からみてそう思うから
 やっぱりカッコイイんだと思う…あ、この話ユーリには内緒な」
こんな話ユーリに聞かれたら恥ずかしくて死んでしまいそうになる。
多分ユーリのことだからこの話を聞けばいろいろとめんどうなことになるのも分かっていた…
知り合ってまだ日は浅いはずなのに、何故ここまでわかるようになったかが不思議だ。
「ふふ…わかりました。私は彼にはお話しません…けど、私が話しなくても彼は知ってしまっていますよ」
「え????」
エステルの言っている意味が理解できないルークであったが、すぐにその意味を理解できた。
「へー…愛しい俺のお姫様にそんな風に思われてたとか…感激だな」
ケーキと紅茶を持ってきた青年の声には聞き覚えがあった…
おそるおそる青年の顔を見ると青年の顔は先日試合をした人物であった。
「な、ななななななっ…ユーリいいいいいいいいいいぃ!!!!!!!!!!!!!!」
「ようやく気がついたか…気がつくの遅いんだよ。まぁそのおかげでいいモノ聞けたけどな」
顔を真っ赤にさせたルークが立ちあがって反論をしようとしたとき、
膝がテーブルに当たってしまい自分の紅茶が自分の制服にかかってしまった。
「あちっ…あ、ご、ごめん…俺…」
「おいおい、大丈夫か?そんな照れなくても…」
少し呆れた声でルークの制服についた紅茶をユーリが拭こうとしたが、
ルークが恥ずかしがって拭かせてくれなかった。
「いいよ、家帰って洗濯すれb…」
「ダメですわ。今すぐ着替えないとシミになりますわよ」
「いや、でも…」
ここは自分の通う学校ではない。
自分の教室に行けばジャージなどに着替えることができるが、あいにく他校に着替えを持ってくる
ような性格ではない。むしろ普通は持ってこないが…
「じゃぁ、今すぐ洗濯すればいいんです。洗濯している間はユーリの服を借りればいいんです」
「そいつは名案だな…よし、まぁ行くか」
「え?ちょ、何するんだえぇえええええええええ!!!??」
そういうとユーリはルークを抱きかかえると素早い動きでお茶会の会場を後にした。




「こういうのって誘拐っていわないか?」
「本人の同意があればいわねぇよ」
「俺は同意してねぇ!!!!」
「そうだったか?」
ルークが連れてこられたのは学園内になる寮の一室。
表の表札にはユーリの名前だけがあったのでユーリの使用している部屋ということがわかる。
連れて来られてすぐにベッドに放りだされ、ユーリに服を脱がされかけたが
さすがのルークも身の危険を感じユーリの隙を見て備え付けられているシャワールームに逃げて汚れた制服を脱いだ。
汚れた制服はすぐさま学園内にあるクリーニング屋に出されて、すぐ出来上がるとのことだった…
次元がいろいろと違いすぎる学園である。
流石に下着一枚でいるのは嫌だったので、大人しくユーリの服を借りたが…
少し大きくて何故か不愉快な気持ちになってしまった。
「うぅ…やっぱり少しでかい…いいよ。いつか追いぬいてやるから」
「無駄なあがきはやめとけ。それより火傷とかはしてないか?」
よくよく考えてみれば、紅茶が身体にかかったのだから軽い火傷などしてても可笑しくはないが
先ほど制服を脱いだ時そのような怪我はなかったので多分大丈夫だろう…
「えっと…大丈夫だよ。…多分」
「多分…?信用できないな」
「へ?ちょ…!!!!」
腕を引っ張られいきなりベッドの上に転がされ上に乗られた。
抵抗しようにも手は頭の上でしっかりと握って固定され、足を動かそうにも自分の上に乗っているユーリの足が邪魔で
思うように動かすことができない。俗にいう絶対ピンチというやつだ。
「おい、ユーリ!!!何しやがる!!!」
「俺が隅々まで確認してやるよ…愛しい俺のお姫さま…」
「いらない…って!!!やめっ…!!!」
ルークが何か言いかけたが、ユーリはそれを無視してルークの耳にキスを落とし
そして頬、首筋…最後に唇にキスを落とそうとしてルークの異変に気がついた。
「っひく…いやだぁ…たすけて…あ…あっしゅ…あっしゅぅ…」
ルークが泣いていた。
涙を流すルークの姿をみてユーリの心は重くなっていった。
出会ったばかりであったが、この純粋な青年といると心が温まった。
自分の物にしてもっと彼を知りたい…という感情が芽生えた
そして、まずは彼の身体を自分の物にしたらいい…心なんてあとから付いて来させればいいと思っていた。
けど、彼の涙を見て心が冷たくなっていく…彼と居るだけで温かくなれると思っていたのに…
それだけではない、今ここで彼の身体を自分の物にしても心は付いてこないことがわかった。
彼の心の中には同じ姿をした弟が今一番占領している…
自分の物にするのならやはり身も心も自分の物にしたい…そう感じた。
ユーリはルークの唇にキスを落としかけていたが、
いつまでも止まることのないルークの涙にキスをした。
「馬鹿…泣くな…お前に泣かれると困るんだよ…」
「え?」
ルークの腕を抑えていた手を離し、ベッドに寝転んでいたルークの身体を起こし優しく抱きしめた。
「ユーリ…?」
「悪かった…お前があまりにも可愛いから…つい意地悪したくなった…ごめんな」
ルークは恥ずかしそうにユーリの胸へ顔をうずめた。
その様子に少し満足そうな顔をしてユーリはルークの頭を優しくなでた。
「ユーリの馬鹿…」
「仕方ないだろ?俺の作ったケーキをべた惚れするし、俺のこともほめるし…嬉しすぎるっての」
「え?あれユーリが作ったのか?」
「あぁ…何ならまだあるから持って帰るか?」
「まじ?ありがとうユーリ!!!」
さっきまで犯されそうになった相手なのに警戒心もなくルークはユーリに抱きついた。
単純なやつ…と思いながらも今はこの距離感が一番ベストだとユーリは思った。
「あ、一つ聞きたいことがあるんだが…」
「ん?何?」
ユーリから離れてにこにことユーリの質問を待った。
「お前とアッシュってどこまでの関係だ?」
笑顔だったルークの表情が変わった…
その表情でユーリはルークとアッシュとの関係がすぐに理解できたが
あえてルークの言葉を待った。
「アッシュとの関係…?そんなの双子の弟以外ないけど?」
ルークの変った表情はユーリの質問に理解ができていません。という表情だった。
普通の人なら嘘をついているかもしれないが、嘘を付くのが苦手なルークが
こんな表情をして言うのだから多分兄弟以上の関係はない。
一つ屋根の下で暮らしているのだからチャンスなどいくらでもあっただろうに…
関係がないということは、アッシュはそんな関係に興味がないのかただの奥手なのだろうか…
アッシュのルークに対する普段の態度などを考慮すると多分後者だと結論がでた。
「いや、ないのならいいんだ…あぁ…そうだ、お前に言っておきたいことがある」
「ん?何だ?」
ユーリの口元がにやりと笑い
その表情に少し嫌な予感がするルークだった…
「俺は近いうちにお前のこと惚れさせるから覚悟しておけよ」
最初は理解できていなかったルークだが、意味がわかったとたん顔を真っ赤にさせた。
「なななな、何言ってるんだ!!!変態ユーリ!!!」
「ん?言葉のままだが?愛してるぜ…愛しい俺のお姫様…いや、ルーク…」
ユーリがルークの唇にキスをするとルークの顔はますます赤くなった。
「な、何するんだよ!!!俺初めてなのに!!!俺のファーストキス返せ!!!!」
「何だ、初めてだったのか…だったらいいもん貰ったな」
「ユーリの馬鹿!!お前なんか大嫌いだああああああああ!!!!」
ユーリにぽかぽかと殴りかかろうとしたが、軽くかわされ、何故かベッドに引きずりこまれた。
「今は嫌いでいい…けど…いつかは…」
「お、お前のことなんて好きになんか…!!!」
「へいへい」
ベッドで暴れたせいかポニーテールにしていた髪が乱れていたので、
リボンをほどき毛先にキスを落としていると部屋のドアを叩く音がした。
ユーリが軽く返事をするとドアが開きそこには短髪で赤い髪をした見たことのない青年が立っていた。
「ユーリ、言われていた制服クリーニングが終わったから持ってきた…」
「おぉ、アスベルか…悪い助かった」
アスベルと呼ばれた青年からルークの制服を受け取ろうとしたが、
何故かアスベルが固まっていて制服を受け取ることができなかった。
不思議に思いアスベルが固まっている方向に振り向き、やっと理解ができた。
アスベルの視線の先に居たのは髪と服が少し乱れているルーク…
未遂には終わったが、行為のあとなどとアスベルは勘違いしているのだと思った。
「アスベル…何か間違えるようだけどな…」
「ゆ、ユーリ…君は…」
「ん?」
「男性寮に女性を連れ込んだりするとは…なんて破廉恥はことをしているんだ!!!!!!!!」
「誰が女だ誰があああああああああああああああああ!!!!」
ユーリはどこから説明すればいいか頭を悩ませた。




~アシュルク~
ユーリ特性のケーキをお土産にもらいルークは嬉しそうに自宅へと帰ってきた。
自宅の門の壁をみると、朝にガイを埋め込んだ壁の跡がまだ残っている…
明日ガイに謝ろうと思い自宅のドアを開けると、そこにはアッシュが待っていた。
「あ、アッシュ…そのただいま…あのさ、今朝はごめん…俺ひどいこと言って…心配してくれたのに…」
「いや、俺も言いすぎた…すまない…」
めずらしくアッシュが素直に謝ってきたのに驚きを隠せなかったが、
そんなアッシュが嬉しくて無意識に笑顔になった。
「あ、これお土産のケーキ!!ユーリが作ったケーキですっごく美味しい…」
「おい、屑…」
「え?何?」
腕を引っ張られアッシュの胸の中へ引きずり込まれた。
「目が少し赤くなって腫れてる…泣いたようだが…あの馬鹿王子に何かされたのか?」
流石アッシュ…よくルークのことを見ている。
しかし、本当のことをいうとユーリとアッシュの全面戦争が始まってしまうかもしれないので
本当のことなど言えなかった。
「え?あ…さっき目にゴミが入って…それで…」
自分が嘘を付くのは下手なことは知っている。
特にこの片割れには今まで嘘など通じたことなど一度もなかった。
アッシュの次の言葉にどきどきしながら待っていると、アッシュは小さいため息をついた。
「はぁ…お前がそういうのなら…それでいい…さっさと着替えてこい…紅茶入れて待っててやるから」
「いや、紅茶は今日はもう…」
「何か言ったか?」
紅茶のおかげで散々な目にあったのでできれば遠慮したかったが、
アッシュへの拒否権などルークに存在はしなかった。
「いいえ…じゃぁ着替えてくる」
アッシュにお土産のケーキを渡し、二階にある自分の部屋へと駆け足で走っていった。
ケーキを受け取ったアッシュだったが、ユーリ特性というだけで
今はこのケーキを叩きつぶしたくなったが、そんなことをするとルークに泣かれてしまうのが目に見えていた。
「ったく…ただでさえ敵が多いのに…無駄に敵増やしやがって…やっぱり行かせるんじゃなかったな…」
ルークのことが心配で待っている時間が長く感じられたが、
これから先とてもやっかいな強敵が現れたと思うと気分が重くなってしまった…。
とりあえず今はこれから始まる二人だけのティータイムを楽しもうと思った。

拍手[5回]

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
Copyright(c)  旭屋本舗  All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]
Admin ★ Write ★ Res
カレンダー
05 2026/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新CM
[06/29 神楽瑠衣]
[12/31 匿名希望]
[11/20 天城]
[05/18 那月]
[05/17 まりく@豆子]
バーコード
ブログ内検索
カウンター
プロフィール
HN:
蒼野 那月
性別:
女性
自己紹介:
自分の好きなものを書いてます。

現在
テイルズ(ユリルク・アシュルク中心)
Powered by NINJA TOOLS