旭屋本舗
ようこそいらっしゃいませ。
腐向けサイトですご理解のある方のみどうぞ。
始めての方はカテゴリー【What】をお読みください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
甘い匂い…その何かを焼いた匂いがユーリの意識を目覚めさせた。
まだ少し意識は夢の中にいたが隣を見ると隣で寝ていたはずの
姿はなく、寝ていたと思われる場所を手で触ってみるとまだ少し温かみが残っている。
ユーリは床に散乱していたスウェットを拾い上げ着ると寝室を出てリビングへ向かった。
何気ない日々
リビングへ向かうとそこには赤く染まった長い髪をポニーテールのように括り、
エプロンをつけ朝食の準備をしてるルークがいた。
「あ、おはよー。朝飯できてるぞ」
「あぁ…おはよ。パンのやける匂いで目が覚めた…」
テーブルの上には焼いた食パン、サラダ、目玉焼き、ベーコンそして紅茶が置いてあり
朝食の準備ができあがっていた。
一緒に同居し始めたころは目玉焼きもできないルークだったが、
ユーリが手取り足とり腰取り教えたかいあってかある程度の料理ならできるようになった。
ユーリは自分の席に座ると「いただきます」と言って焼き立てのパンを食べ始めた。
少し遅れてルークも自分の席に座り朝食を食べ始めた。
「あ、ユーリ。今日大学行く時バイクの後ろ乗せて送ってくれよ。」
「別にかまわないけど…お前今日講義3限からだろ?俺は2限からだから時間早いぞ?」
「アッシュと昼飯食べる約束してるからいい」
ルークの口から出た人物の名前を聞いてユーリの手が止まる。
同居までする恋仲になったユーリとルークだったが、最大のライバルである
ルークの弟アッシュは今でもちょくちょくルークとコンタクトを取っている。
ユーリとルークの間に何かあった時奪い返せるように…
ルーク本人は兄弟のコミュニケーション程度しか思っていないが。
「まぁ…いいけど。バイクの後ろ乗るの嫌いなお前がそんなこと言うのもめずらしいな…」
ユーリは普段バイクで大学にまで通っている。
ルークも一緒に乗っていけばいいのだが、何故かルークはバイクの後ろに乗ることを嫌がる。
理由を何度聞いても教えてはくれない。
「………腰痛いから…。どっかの誰かが昨日激しくするから…」
少し恥ずかしそうにルークが呟くとユーリは納得した。
腰が痛いのならアッシュとの約束なんて蹴ってしまえばいいのに…と思うが喧嘩になるのが
目に見えているので言わない。
「仕方がないだろ?あんな可愛らしく「ユーリ…好き…もっと…」何て言われて我慢できる男の方が問題だな。
いやぁー…読者の皆様に見せれないのが残念なくらい可愛かったぜ」
「そんなこと言ってねぇし!!!夢と現実混ぜるんじゃねぇ!!!つーか読者って何だ読者って!!!
いいからさっさと食べろよ!!遅刻するぞ!!!」
「へいへい」
顔を真っ赤にして朝食の続きを食べるルークをみて、押し倒したくなったが
今押し倒すとまた面倒なことになるので素直に朝食を食べ終えた。
食べ終えた後スウェットから私服に着替え、鞄に最低限の荷物を詰め込み
バイクが置いてあるマンションの地下駐車場まで向かった。
バイクの色は主に黒で赤と白のラインが入っている。
何故このバイクにしたのかとルークに聞かれた時に「お前と俺っぽいから」と真面目に答えたが
顔を真っ赤にして怒ってしまった。
それが原因でルークはバイクの後ろに乗るのが嫌なのだろうかと思ったが
原因はそうではないらしい…
バイクにエンジンをかけているといつのまにかルークが駐車場に降りてきていた。
「遅いぞ。何突っ立ってるんだ?あぁ…俺の姿に見とれてたか?」
「うるせー。そんなんじゃねぇよ。」
「これ以上惚れるところなんてないもんな」
「うっせー。」
否定はしないのかよと思った。
ルーク専用のヘルメットを投げて渡し、ルークがそれを着用して自分の後に乗るのを確認するとバイクを動かした。
ユーリの腰にはルークの腕がしっかりと回されておりこんな時幸せを感じる自分はノロケなのかと思ってしまう。
ユーリからは見えないがルークの顔は真っ赤になっていた。
バイクを運転するユーリの姿はとてもかっこよかった。
この人が自分の恋人なのだと思うと顔がにやけてしまう。
今でも心臓が壊れてしまうのではないかと思えるくらい動いている。
もっと密着したらユーリが気がついてしまうのではと思えてしまう
だからルークはあまりユーリのバイクに乗らない。
ドキドキしすぎて寿命が短くなってユーリと一緒に入れる時間が短くなってしまいそうだから…
ルークを大学まで送り届けたユーリはそのまま自分が通う大学へと向かった。
できれば一緒の大学に通いたかったが、それぞれ行きたいと思う道が違っていたので諦めた。
午前中の講義を終えフレン、エステルとお昼を食べた後本日最後の講義を受けていた。
お昼を食べたあとだったので少し眠くなりながらも教授の話を聞いていると
つくえの上に置いてあったユーリの携帯が光った。
サイレントモードにしてあるので音は出なかったが、サブディスプレイを見ると
『ルーク』という文字が浮き上がっていた。
他のやつなら講義が終わるまで無視をしてもよかったがルークとなると話はべつだ。
つくえの下で携帯を広げてみるとメールが1件届いていた。
『今日大学の図書館寄ってから帰る』
たわいもないメールの内容だったがユーリはため息をついた。
「ルークからかい?」
隣で一緒に講義を受けていたフレンが小声で声をかけていた。
「あぁ…大学の図書館寄って帰るだと…向かえにいってやらねぇとだめだなこれは…」
携帯を閉じてまた机の上に置くとフレンと反対側にいたエステルが小さく笑う。
「ルークは図書館にいくと閉館まで居ますからね…研究が面白いんですね」
「勉強熱心なことで…」
高校時代ルークは勉強は好きではなかったはずだ。
だが大学にはいり自分がしたいと思える研究テーマを見つけてからはのめりこむようになった。
ルークが研究しているのは『予言』。
『予言』の歴史を調べるものだった。
歴史関係なので図書館などに入り浸るのは当たり前のことだったが、
ルークは一度入ってしまうと大学閉館まで居てしまい入学当初ユーリをかなり心配させた。
心配かけさせて以来飲み会以外の門限は20時と決めたはずだったが、いまだにそれを守れたことはない。
別に夜遊びをしているわけでもないので安心なはずだが、
アッシュが同じ学科ましてや同じゼミとなると話は別だ。
大抵図書館に居る=アッシュと居るという公式ができあがる。
アッシュとそんな長く二人きりでいると思うと黒いものがわきがってくるユーリだった。
ルークにはこんな気持ち言ってはいない…ルークはアッシュのことを弟としかみていないのだから…
講義を終えたユーリはすぐにバイクを止めてある駐車場へと向かいバイクを動かした。
普段ならフレンとエステル達とお茶などをしてから帰るのだが、今日は別だ。
フレンとエステルも理由を分かっているので何も言わず見送ってくれた。
ルークが通う大学へ着くと駐車場にバイクを止めて守衛に軽く挨拶をして大学へと入った。
かなり頻繁にきているので守衛はもしかしたらユーリをここの大学の生徒と勘違いしているかもしれない。
ルークの通う大学の図書館はかなり有名なものだ。
大学の正門から入ってすぐに見える大きい建物でフロア4階地下2階というかなり大きい。
噂では新入生が毎年数名この図書館で迷子になるという話だ。
その大きな図書館に入り受付嬢に目的の人物の場所を聞くと快く教えてくれた。
受付嬢が教えてくれた個室ののぞき窓を見るとアッシュとガイが部屋にいた。
ノックをして入るとガイは笑顔で迎えてくれてが、アッシュは眉間にしわを増やした。
「よぅ、ユーリじゃねぇか。久しぶり…って一昨日も会ったか」
「他校のやつが何しにきた…」
アッシュとガイの周りには資料と思われる古びた本…そして論文を書く為のノートパソコンがあった。
「うちのお姫様を迎えに来たんだよ…ってあいつどこだ?」
アッシュの睨みも何のその華麗にスルーをしたユーリは目的の人物が部屋に居ないことを指摘した。
「ルークなら地下だぜ。さっき降りていったばかりだからもう少し時間かかるぜ」
「そっか…んじゃぁ俺もいってくるか」
自分の荷物を部屋に置きユーリはルークが向かった地下へと足を向けた。
向ける前に地下へ降りるためには受付で申請をしないといけないので受付で申請をしてから地下へと降りた。
地下へ降りるとそこにはかなり年季の入った本が数多く取りそろえてあった。
本だけではないユーリが生まれる前に発行された雑誌・新聞なども置いてある。
天井には防犯カメラがいくつも備えつけられてあり、監視されているのがわかった。
ユーリはルークが居ると思われる本の場所に向かうと予想通り愛しい『紅き鎧の姫』がいた。
「よぅ。向かえに来たぜ」
「え?ユーリ…?別に俺一人で帰れたのに…」
ルークは取っていた本を棚に戻すとユーリに近づいた。
ユーリが迎えにきた理由はきっと朝腰が痛いと言ったから迎えにきたのだと勘違いしているようだ。
「単なる気まぐれだ…それより本見つかったのか?」
「全然…近い内容はあるんだけど…」
ルークが少し寂しそうな顔をした。
「んじゃぁ俺も一緒に探してやるよ」
「え?お前わかるの?」
「ここの図書館のことならなんでもしってるぜ」
というとユーリは部屋の奥へ足を向け棚の物陰からルークを呼んだ。
呼ばれたルークは素直にユーリのもとへ向かうといきなり腕を掴まれユーリとルークの距離は0になった。
「ばっか…おま…監視カメラ…!!!」
「知ってるか?ここの場所監視カメラから死角なんだぜ…」
「変なことばっかり詳しくなるなっ!!!」
不敵な笑みを浮かべるユーリの唇をルークは黙って自分の唇と重ねた。
「…という夢を見た。」
「え?何?それを言う為だけに俺を朝一番に来て教室から俺を誘拐したわけ?」
「同意があれば誘拐とはいわねぇよ」
「俺は同意してねぇ!!」
「そうだったか?」
先日も同じ内容を言ったきがする。とルークは肩を落とした。
ここはアビス学園高等部の校舎屋上。
ホームルームが始まる前にいきなり他校の生徒であるユーリが教室に登場し、
そのままルークを連れ去った。
訳も分からないルークだったが、ユーリが聞いてほしい話があるといったので
真剣に聞いていると…今朝みた夢の内容だった。
「何で俺にそんな話するわけ?」
「ん?そんな未来もいいよな…と思ったから。今度マンションでも見にいかないか?」
「え?俺将来同居するの決定?」
ユーリのそばから逃げようと試みたがしっかりと肩を掴まれ抱き寄せられていた為抜け出すことはできない。
そこへ1時間目が始まるチャイムが鳴った。
「あー…チャイム鳴った…さぼるか…」
「昼寝でもするか」
「いいねそれ。」
ユーリに抱きよせられて昼寝をするのはどうかと思ったが、離してくれそうもなかったのでそのまま目を閉じた。
校舎のどこからかアッシュがルークの名前を呼ぶ声が聞こえた気がするが…
多分気のせいだろうと思いながら意識を夢の中へと移した。
自分も幸せな未来の夢が見れるように祈りながら…
まだ少し意識は夢の中にいたが隣を見ると隣で寝ていたはずの
姿はなく、寝ていたと思われる場所を手で触ってみるとまだ少し温かみが残っている。
ユーリは床に散乱していたスウェットを拾い上げ着ると寝室を出てリビングへ向かった。
何気ない日々
リビングへ向かうとそこには赤く染まった長い髪をポニーテールのように括り、
エプロンをつけ朝食の準備をしてるルークがいた。
「あ、おはよー。朝飯できてるぞ」
「あぁ…おはよ。パンのやける匂いで目が覚めた…」
テーブルの上には焼いた食パン、サラダ、目玉焼き、ベーコンそして紅茶が置いてあり
朝食の準備ができあがっていた。
一緒に同居し始めたころは目玉焼きもできないルークだったが、
ユーリが手取り足とり腰取り教えたかいあってかある程度の料理ならできるようになった。
ユーリは自分の席に座ると「いただきます」と言って焼き立てのパンを食べ始めた。
少し遅れてルークも自分の席に座り朝食を食べ始めた。
「あ、ユーリ。今日大学行く時バイクの後ろ乗せて送ってくれよ。」
「別にかまわないけど…お前今日講義3限からだろ?俺は2限からだから時間早いぞ?」
「アッシュと昼飯食べる約束してるからいい」
ルークの口から出た人物の名前を聞いてユーリの手が止まる。
同居までする恋仲になったユーリとルークだったが、最大のライバルである
ルークの弟アッシュは今でもちょくちょくルークとコンタクトを取っている。
ユーリとルークの間に何かあった時奪い返せるように…
ルーク本人は兄弟のコミュニケーション程度しか思っていないが。
「まぁ…いいけど。バイクの後ろ乗るの嫌いなお前がそんなこと言うのもめずらしいな…」
ユーリは普段バイクで大学にまで通っている。
ルークも一緒に乗っていけばいいのだが、何故かルークはバイクの後ろに乗ることを嫌がる。
理由を何度聞いても教えてはくれない。
「………腰痛いから…。どっかの誰かが昨日激しくするから…」
少し恥ずかしそうにルークが呟くとユーリは納得した。
腰が痛いのならアッシュとの約束なんて蹴ってしまえばいいのに…と思うが喧嘩になるのが
目に見えているので言わない。
「仕方がないだろ?あんな可愛らしく「ユーリ…好き…もっと…」何て言われて我慢できる男の方が問題だな。
いやぁー…読者の皆様に見せれないのが残念なくらい可愛かったぜ」
「そんなこと言ってねぇし!!!夢と現実混ぜるんじゃねぇ!!!つーか読者って何だ読者って!!!
いいからさっさと食べろよ!!遅刻するぞ!!!」
「へいへい」
顔を真っ赤にして朝食の続きを食べるルークをみて、押し倒したくなったが
今押し倒すとまた面倒なことになるので素直に朝食を食べ終えた。
食べ終えた後スウェットから私服に着替え、鞄に最低限の荷物を詰め込み
バイクが置いてあるマンションの地下駐車場まで向かった。
バイクの色は主に黒で赤と白のラインが入っている。
何故このバイクにしたのかとルークに聞かれた時に「お前と俺っぽいから」と真面目に答えたが
顔を真っ赤にして怒ってしまった。
それが原因でルークはバイクの後ろに乗るのが嫌なのだろうかと思ったが
原因はそうではないらしい…
バイクにエンジンをかけているといつのまにかルークが駐車場に降りてきていた。
「遅いぞ。何突っ立ってるんだ?あぁ…俺の姿に見とれてたか?」
「うるせー。そんなんじゃねぇよ。」
「これ以上惚れるところなんてないもんな」
「うっせー。」
否定はしないのかよと思った。
ルーク専用のヘルメットを投げて渡し、ルークがそれを着用して自分の後に乗るのを確認するとバイクを動かした。
ユーリの腰にはルークの腕がしっかりと回されておりこんな時幸せを感じる自分はノロケなのかと思ってしまう。
ユーリからは見えないがルークの顔は真っ赤になっていた。
バイクを運転するユーリの姿はとてもかっこよかった。
この人が自分の恋人なのだと思うと顔がにやけてしまう。
今でも心臓が壊れてしまうのではないかと思えるくらい動いている。
もっと密着したらユーリが気がついてしまうのではと思えてしまう
だからルークはあまりユーリのバイクに乗らない。
ドキドキしすぎて寿命が短くなってユーリと一緒に入れる時間が短くなってしまいそうだから…
ルークを大学まで送り届けたユーリはそのまま自分が通う大学へと向かった。
できれば一緒の大学に通いたかったが、それぞれ行きたいと思う道が違っていたので諦めた。
午前中の講義を終えフレン、エステルとお昼を食べた後本日最後の講義を受けていた。
お昼を食べたあとだったので少し眠くなりながらも教授の話を聞いていると
つくえの上に置いてあったユーリの携帯が光った。
サイレントモードにしてあるので音は出なかったが、サブディスプレイを見ると
『ルーク』という文字が浮き上がっていた。
他のやつなら講義が終わるまで無視をしてもよかったがルークとなると話はべつだ。
つくえの下で携帯を広げてみるとメールが1件届いていた。
『今日大学の図書館寄ってから帰る』
たわいもないメールの内容だったがユーリはため息をついた。
「ルークからかい?」
隣で一緒に講義を受けていたフレンが小声で声をかけていた。
「あぁ…大学の図書館寄って帰るだと…向かえにいってやらねぇとだめだなこれは…」
携帯を閉じてまた机の上に置くとフレンと反対側にいたエステルが小さく笑う。
「ルークは図書館にいくと閉館まで居ますからね…研究が面白いんですね」
「勉強熱心なことで…」
高校時代ルークは勉強は好きではなかったはずだ。
だが大学にはいり自分がしたいと思える研究テーマを見つけてからはのめりこむようになった。
ルークが研究しているのは『予言』。
『予言』の歴史を調べるものだった。
歴史関係なので図書館などに入り浸るのは当たり前のことだったが、
ルークは一度入ってしまうと大学閉館まで居てしまい入学当初ユーリをかなり心配させた。
心配かけさせて以来飲み会以外の門限は20時と決めたはずだったが、いまだにそれを守れたことはない。
別に夜遊びをしているわけでもないので安心なはずだが、
アッシュが同じ学科ましてや同じゼミとなると話は別だ。
大抵図書館に居る=アッシュと居るという公式ができあがる。
アッシュとそんな長く二人きりでいると思うと黒いものがわきがってくるユーリだった。
ルークにはこんな気持ち言ってはいない…ルークはアッシュのことを弟としかみていないのだから…
講義を終えたユーリはすぐにバイクを止めてある駐車場へと向かいバイクを動かした。
普段ならフレンとエステル達とお茶などをしてから帰るのだが、今日は別だ。
フレンとエステルも理由を分かっているので何も言わず見送ってくれた。
ルークが通う大学へ着くと駐車場にバイクを止めて守衛に軽く挨拶をして大学へと入った。
かなり頻繁にきているので守衛はもしかしたらユーリをここの大学の生徒と勘違いしているかもしれない。
ルークの通う大学の図書館はかなり有名なものだ。
大学の正門から入ってすぐに見える大きい建物でフロア4階地下2階というかなり大きい。
噂では新入生が毎年数名この図書館で迷子になるという話だ。
その大きな図書館に入り受付嬢に目的の人物の場所を聞くと快く教えてくれた。
受付嬢が教えてくれた個室ののぞき窓を見るとアッシュとガイが部屋にいた。
ノックをして入るとガイは笑顔で迎えてくれてが、アッシュは眉間にしわを増やした。
「よぅ、ユーリじゃねぇか。久しぶり…って一昨日も会ったか」
「他校のやつが何しにきた…」
アッシュとガイの周りには資料と思われる古びた本…そして論文を書く為のノートパソコンがあった。
「うちのお姫様を迎えに来たんだよ…ってあいつどこだ?」
アッシュの睨みも何のその華麗にスルーをしたユーリは目的の人物が部屋に居ないことを指摘した。
「ルークなら地下だぜ。さっき降りていったばかりだからもう少し時間かかるぜ」
「そっか…んじゃぁ俺もいってくるか」
自分の荷物を部屋に置きユーリはルークが向かった地下へと足を向けた。
向ける前に地下へ降りるためには受付で申請をしないといけないので受付で申請をしてから地下へと降りた。
地下へ降りるとそこにはかなり年季の入った本が数多く取りそろえてあった。
本だけではないユーリが生まれる前に発行された雑誌・新聞なども置いてある。
天井には防犯カメラがいくつも備えつけられてあり、監視されているのがわかった。
ユーリはルークが居ると思われる本の場所に向かうと予想通り愛しい『紅き鎧の姫』がいた。
「よぅ。向かえに来たぜ」
「え?ユーリ…?別に俺一人で帰れたのに…」
ルークは取っていた本を棚に戻すとユーリに近づいた。
ユーリが迎えにきた理由はきっと朝腰が痛いと言ったから迎えにきたのだと勘違いしているようだ。
「単なる気まぐれだ…それより本見つかったのか?」
「全然…近い内容はあるんだけど…」
ルークが少し寂しそうな顔をした。
「んじゃぁ俺も一緒に探してやるよ」
「え?お前わかるの?」
「ここの図書館のことならなんでもしってるぜ」
というとユーリは部屋の奥へ足を向け棚の物陰からルークを呼んだ。
呼ばれたルークは素直にユーリのもとへ向かうといきなり腕を掴まれユーリとルークの距離は0になった。
「ばっか…おま…監視カメラ…!!!」
「知ってるか?ここの場所監視カメラから死角なんだぜ…」
「変なことばっかり詳しくなるなっ!!!」
不敵な笑みを浮かべるユーリの唇をルークは黙って自分の唇と重ねた。
「…という夢を見た。」
「え?何?それを言う為だけに俺を朝一番に来て教室から俺を誘拐したわけ?」
「同意があれば誘拐とはいわねぇよ」
「俺は同意してねぇ!!」
「そうだったか?」
先日も同じ内容を言ったきがする。とルークは肩を落とした。
ここはアビス学園高等部の校舎屋上。
ホームルームが始まる前にいきなり他校の生徒であるユーリが教室に登場し、
そのままルークを連れ去った。
訳も分からないルークだったが、ユーリが聞いてほしい話があるといったので
真剣に聞いていると…今朝みた夢の内容だった。
「何で俺にそんな話するわけ?」
「ん?そんな未来もいいよな…と思ったから。今度マンションでも見にいかないか?」
「え?俺将来同居するの決定?」
ユーリのそばから逃げようと試みたがしっかりと肩を掴まれ抱き寄せられていた為抜け出すことはできない。
そこへ1時間目が始まるチャイムが鳴った。
「あー…チャイム鳴った…さぼるか…」
「昼寝でもするか」
「いいねそれ。」
ユーリに抱きよせられて昼寝をするのはどうかと思ったが、離してくれそうもなかったのでそのまま目を閉じた。
校舎のどこからかアッシュがルークの名前を呼ぶ声が聞こえた気がするが…
多分気のせいだろうと思いながら意識を夢の中へと移した。
自分も幸せな未来の夢が見れるように祈りながら…
PR
この記事にコメントする
